フィルマークスから転載
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非常宣言
https://klockworx-asia.com/hijyosengen/
成田(空港)ー!
降ろしてやれ成田(空港)ー!
航空機内に故意に持ち込まれたウィルス。
乗客が次々と感染し死亡者も出る中、行先のアメリカからは着陸を拒否される。燃料が少ないため成田空港に「非常宣言」を布告し、緊急着陸を試みるも日本側も拒否。失意の中からがら韓国領空まで来るが、国内でも着陸拒否のデモが勃発し……という、えーっと、つい最近リアルでもありましたね船で。
映画自体は機内の人間模様と、地上で奮闘する刑事さん、大臣たちの様子が偏ることなく交互に差し込まれて、ストーリーとしても非常にわかりやすかったです。
重要人物の元パイロット、刑事さん、大臣がかっこよかった。
緊急時にああいった行動が出来るのは本当に頭が下がりますね。
でも、いかんせんコロナを経験した私たちには、反対する人たちの心情もわかるんですよ。
非現実的であるはずのパニック映画を、我々は先に体験してしまっている。
悪い冗談みたいな話ですが、だからこそ、機内の人たちの総意と、それを伝えるイ・ビョンホンの演技がいっそう身につまされて泣きました。
最後までぐだぐた言っていた機内のあのおじさんの気持ちすらわかるんだよねぇ。
最後の刑事さんの状況も、ご都合主義にしなくて良かったと思った。
ラスト、機内で少し心を通じ合わせた、元パイロットの微笑と、彼の視線を受けるようにカメラが切り替わって、別の場所で海を見つめながら微笑むチーフパーサの、あのカメラワーク非常に好きでした。
蛇足ですが、着陸を拒否した後の日本政府の声明がめっちゃリアルで笑った。言うわーこういうこと、うちの国言うわー笑