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文字書 Ver.2.0

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2024年3月 この範囲を時系列順で読む

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私は包容力があって頼もしくてなにがしかの実績があって発信力が…

私は包容力があって頼もしくてなにがしかの実績があって発信力があって一緒にいて楽しくて尊敬できる人よりも、ただただ情緒が安定している人が好きです。
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一日ごろごろしながら本を読んでいた。幸せ~。

一日ごろごろしながら本を読んでいた。幸せ~。
クリスティの入門講座。
とても分かりやすかった。

私は「茶色の服の男」という小説が大好きなのですが、トミーとタペンスも同じような感じだろうか。
読みたいなぁ。
クリスティって、軽いタッチの話はまんま少女漫画の世界なので好きだ。


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「僕は美しいひとを食べた」

「僕は美しいひとを食べた」
う、ううう〜ん。
理解に苦しむ。
全編通して、世界中の食人の歴史を語り尽くす内容。作者どんだけカルバニズムに興味があるのか。
忌避とか、嫌悪みたいな感情ではないんだけど、なんだろうな……情熱のベクトルが亜空間過ぎて戸惑うといったらいいのかな。
あんまり覗き込みたくない世界だった。
これは、自分の中には取り込まないでおこうと思った。

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落下の解剖学

落下の解剖学
https://gaga.ne.jp/anatomy/





昨日「落下の解剖学」という映画を見ました。

落下の解剖学
[あらすじ]
とあるフランスの山荘で男が転落死する。
発見したのは視力障害を持つ息子。家の中には彼の妻だけがいて、彼女に嫌疑がかかる。

以下ネタバレ。


フーダニットではなかった。
そこはあまり…というか、本質ではない。
夫婦の形、変容する価値観、蔓延っていく不満と不信感。
そんなものが雪のように折り重なっていく話。

法廷劇なので、大部分は「あなたが殺したのか?」という検察側の主張するストーリーで進んでいくのですが、段々と夫婦の不仲や、障害を負った息子の過去の事件やらが掘り返されていく。でもそれすらもスパイスでしかない。


終盤の夫婦の口論のシーンは、結構見たくない人もいるのではと思った。


事件の現場…山深いフランスの山荘。夫の故郷。
妻…ドイツ人。成功した人気小説家
夫…フランス人。教師。息子をサポートするため小説家の夢をあきらめた。
息子…4歳で事故により視力を失う。


夫は妻が好き勝手をして、そのために自分の時間が無いと嘆き妻へ不満をぶつける。
妻は、そもそもフランスのこの地へ越してきた言い出したのは夫であり、それが上手くいかないからと言って私に当たるのは筋違いだと思っている。
言葉の違いや、住む国への選択、息子の障害、色々うまくいかないことがあって、その原因をお互いに擦り付け合ってしまっているのかなと思った。
それがマグマのようにたまって……という感じなんだけど、妻が激情に駆られて夫を殺したのか、夫が妻に罪を擦り付けようと自殺したのかはきちんとは説明されなかった。


それがまたいい。

劇中の息子に付き添う女性がいった言葉「裁判は真実を追求する場ではなく、ひとつの解釈を選択する場」というのを観客にも負わせたんだなと思った。

色々考えさせられる映画だった。

犬の演技がすごい。
あとどうでもいいけど、弁護士がかっこよかった。

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