Novel list
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音読 -おんどく-
かすかな音がして、まどろんでいた世界から呼び戻された。 ぼんやりとした意識の中で何度か瞼を瞬かせながら音の先を確かめる。 外...
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道行き
夜半から降った雪は、明け方には消えた。 吹雪の中を往くよりはいくぶんマシだが、お世辞にもツイているとは言い難い。なにせこう道が...
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EMERSON -エマーソン-
We judge of man’s wisdom by his hope. 「なんです?」 なんとなく言葉に出したそれを、部下...
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汽水域 -きすいいき-
いきなりぱちりと目が覚めた。 なんの余韻もなく突然に。 何度か瞬きをして意識を無理やり覚醒させる。 視線の先の天井がやけに...
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中庭 -なかにわ-
いつかは忘れてしまうのでしょう。 それとも、もう忘れたのか。 もしかしたら、初めからそんなものは無かったのかもしれない。 ...





